ヒルバーグテントnammatj2レビュー
Marieです。
上高地の雨キャンプ以来、インナーを濡らさずに設営可能なテントが欲しくて、世界中のWEBショップを探し回りました。
夏場や天気のいいときはBigAgnesを使えること、私がキャンプに行くのは寒い時期の方が多いことから、冬用に狙いを絞りました。
私の条件は、
- インナーを濡らさずに設営可能
- 雨の日でもラクラク煮炊きできる大きな前室がある
- インナーはフルクローズ(メッシュなしにできる)可能
- 大きなベンチレーターがある
- 持ち歩ける重さ
- 大雨でも雨漏りしない
- メッシュドアにできる
- できればフライのベンチレーターにもメッシュがついている
- 生地が丈夫
です。
この条件を満たすのは世界中探してもなかなかありませんでした。
比較検討しまくり、結局選んだのは
ヒルバーグ ナマッジ2です。
自分がヒルバーグを持つことになるとは想像していませんでしたが、
あらゆるテントを検討した結果、これ以外考えられなくなりました。
海外のサイトから購入し、10日ほどかかって届いたのでいても立ってもいられず、試し張りしてきました。
ヒルバーグ ナマッジ2レビュー
ナマッジ2は2人用のトンネル型テントです。
フライの生地はシルナイロンでできています。
本体に対してとても大きなベンチレーターがあり、デザインのポイントになっています。(写真では非メッシュ生地でクローズした状態です)
隅は黒い生地で補強されています。
また、ペグダウンしてから張りの強さを変えられる金具がついています。
見にくいですが、ペグ用リングがついています。
ペグは頑丈なものが18本もついています。
今回はサイドのガイラインをやらなかったので、6本しか使いませんでした。
ドアは1箇所で、写真の合わせの部分になります。
生地が重なる部分が10センチはありそうな感じで、ここから雨が侵入することは全くないでしょう。
ドアはもちろん開けた状態で固定できます。
止めるための紐は太めのゴム製で、作りの良さがわかります。
縫い目も非常にきれいです。
このテントのポイントは、この巨大なベンチレーターだと思っています。
ヒルバーグは似たような形のテントを他にも出していますが、そちらにはベンチレーターにメッシュがありません。
ナマッジ2はインナーのメッシュ部もフライのメッシュ部もフルクローズ/メッシュ/フルオープンがそれぞれ自由に変えられるので、サイトの状況に応じてフレキシブルに運用できると思います。
また、非メッシュ生地を開けた場合、もちろん固定できるようになっていますが、固定のためのツマミとゴムが内側と外側の両方についています。
ファスナーのつまみも両側についていて、自分がどちらにいてもストレス無く開閉できます。
ドアを開けてみたところです。
インナーはフルクローズの状態になっています。
バスタブフロアの立ち上がりが大きく、浸水することはありえないでしょう。
また、公式で非常に丈夫で耐水性のある生地なので、グランドシートは不要と書かれていました。
たしかに、フロアはずっしりとした分厚い生地です。
フルセットで3キロほどあり、持ち歩くには重めなのですが、グランドシートを別に持ち歩く必要はありません。
フライとインナーのクリアランスはこのくらいです。
ガイラインを張っていない状態ですので、きちんと引っ張ればもっと稼げるでしょう。
インナーをフライに吊り下げる紐もゴム製になっていて、強風でも外れにくそうです。
閉じた状態のドアを内側から見たところです。
ドア本体用のファスナーとメッシュ状態にするためのファスナーがあります。
ドアの下辺にみえる黒いものは、メッシュにした時にドアを固定するための金具です。
開けたドアは金具で固定もできますし、ポケットに入れることも出来ます。
奥側のベンチレーターです。
上が閉じた状態。
メッシュにしたところ。
開けたところです。
開けるとフライのベンチレーターがあり、ここからフライのベンチレーターを操作できます。
さて、ドアの方に向き直ってメッシュにしてみました。
非常に細かいメッシュです。
前室は非常に大きく、座ることもできそうです。
私の25センチの靴が小さく見えます。
高さもあり、特に気を使わなくても安全に火を使えそうです。
まとめ
細かいところまでよくできていて、絶賛されている理由がよくわかりました。
期待を裏切らないテントだと思います。
ヒルバーグはメッシュ部分が少なくて高温多湿の日本には合わないテントも多いかと思いますが、暑い時期を避ければナマッジは大活躍してくれそうです。
雨や強風の日、雪の日に使ってみたいです。
ちなみに
私達が最初に買ったテントseek outsideのRedCliffと共通点が多く、初めて買ったわりにいいものを買ったということが改めてわかりました。
こちらもまた改めて紹介したいです。
RedCliffを使ったときのキャンプレポはこちら↓